議会改革を求め議長選挙に出馬

議長選挙 立候補趣意書(一部抜粋)

吹田市議会議員 えのき内 さとし

 現在、吹田市議会における議長及び副議長の選出方法は、大変不透明であり、民主主義においてリーダーを決定するにあたって、当然に必要なことがなされていません。その選出過程は、多数派工作によって議長を得る「会派」が議長になる「人」より先に決定され、その者がなぜ議長になろうとし、議長になってどのような議会運営を行いたいのか、一切明かされないまま、選出されています。なぜ議長に選ばれたのか、選挙を行う議員ですら分からないのですから、当然、市民は知るすべもありません。
 このような状況を改めるべく、私はこれまで正副議長の立候補制の導入を訴えてまいりました。しかしながら、議会運営委員会および役員選考代表者会において退けられ、今日の状況が改まらない中において、一石を投じるべく、議長選挙に立候補を表明する次第です。
 私が議長にご選出されましたら、以下のような議会運営を行ってまいります。

1.閉鎖的、時に恣意的に行われる市長側との対応を改め、全てを伝え、公平な運営を行います。
2.議会において重要な決定がなされる議会運営委員会は、その事柄の多くが休憩時間中に話し合われ、議事録はホームページで公開されていません。〝市民が知ることができる〟〝市民の目がある〟ということが、議員が自らに都合よい意思決定をすることなく、市民のための議会を作る第一歩です。決定の過程を市民に公開します。
3.一部有志で行っている議会報告会を公式企画とし、議会の活動を広く市民の皆様に伝えます。
4.科目金額のみの公開となっている政務活動費をホームページで領収書を含め完全公開します。
5.議会の委員会視察の行き先について、慣例的に一泊二日で行くことができるところが選ばれていますが、税金の無駄遣いにつながるこのような慣習を改めます。
6.議長をはじめとする役職は、本来、任期4年が原則であるにもかかわらず、吹田市議会は申し合わせにより、1年交代としています。これは、役職を多くの議員で回そうとすること以外に、合理的な理由を見出すことはできず、改めるべきです。
以上、市民に信頼される議会となるよう全力を尽くします。

野党ゆえ、結果は敗北でした。
しかし改革を諦めません。