なにか都合の悪いことが生じたときバレないようにしたい!
というのは人の性かもしれません。
けれども行政にあってそのような事は許されませんし、仮に法的に公開義務が無くても、情報公開に対する姿勢はときに非難に値します。
なぜなら、必要な情報が伝わらないことで、政策判断に誤りや歪みを生じさせたり、ときに市民の安全を脅かす事態がおこるからです。
えのき内は、市政をチェックするのが仕事ですから、必要な情報や資料はとにかく要求しますし、
情報公開請求したり、役所の担当者がどんなに嫌がってても公開の場(議会)で答えてもらいます!
そうやって仕事をしている中、後藤市政で、とにかく感じるのは、いろいろ突っ込まれたくないから出さないとか、問題を大きくしたくないから矮小化するとか、意図した結果と違うから隠すとかといったことが度々あるわけなのです。ホントひどい。
細かい例を挙げれば、たくさんありますが、先日は、
吹田市議会の議場の天井について(大阪北部地震以後、安全が確認できておらず市民の方の傍聴を別室にする対応をしていた)、専門業者に調査してもらい安全を確認したとの報告がありました。
⇒えのき内は、スグに業者の調査報告書を担当部署に要求
議場の天井は、利用中止中のメイシアター大ホールなどと同様に、既存不適格の特定天井なのです。近年落下事故も起きていますし、既存不適格状態の安全性については高槻市のブロック塀のようなケースもあり大変心配です。議員として必要かつ一般的な要求で無茶な要求ではありません。
⇒しかし担当者は、「見せるのはいいが、コピーは渡さない」とのこと。
その対応についての合理的な説明はありません。
チラッ見て分かる資料でもなさそうなので、えのき内は、苦情を申し入れると共に、めんどくさいけど法に基づく情報公開請求しようと考えておりました。
しかし後日、コピーを渡すとの連絡があったのです。
なぜ一転したのか理由を聞くと、複数の議員から同様の要求があったとのこと。
要は、見せないわけにはいかないけど、コピーを渡していろいろ突っ込まれたくないという保身のためにコピーは断った。
そこには、多角的から視点からチェックしてもらおうとか、市民の代表として選出された議員の安心(ひいては市民の安心)を得ようとする発想は無いわけです。
けど、他の議員からの反発があって、やっぱり出さないほうがマズイと考え、出す。
そこには、何を出して、何を出さないか、一貫したポリシーなど無いのです。保身のための裁量でしかありません。
こんな程度の隠蔽はしょっちゅうです。
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他には、例えば理化学研究所に対し税金の減免をするかどうか、政策判断する際にも、隠蔽が行なわれました。
理研への支援を求められた後藤市政は、税金をまけてあげることにしてはどうかと考えました。
しかし、一応、課税の公平性の考えから、ただまけてあげるわけにいかず、吹田市への貢献があるならということで、例えば「吹田市の小中学校へ出前講座」をしてくれませんかとか、理研に質問書を送ったわけです。
そして、理研から回答が来たのですが、その中身は残念ながら、吹田市の希望からは大きく後退した内容(例えば出前講座するとかは無し)だったのです。
するととんでもないことに市は理研からの回答を隠蔽して、「理研からの出前講座」が期待できるできると、政策会議やら議会への報告やら第三者で学識経験者等で構成する市税審議会やらで、嘘つきまくったのです。まったくヒドイですね。
この隠蔽が発覚したのは、この税の減免金額の非開示(またもや情報隠し・・・)の問題を追及するにあたって、えのき内が情報公開請求して、仕方なく資料を出したからです。まったくどうしようもない話です。残念ながらこれが後藤市政の現状なのです。
ちなみに、税の減免金額の非開示は、市民から開示訴訟を起こされ、市は事実上の敗訴。公開に至りました。
もう変えましょう